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うつ病からの復職が怖いときに考えたいこと

仕事に戻る

うつ病からの復職が怖いときに考えたいこと

休職して仕事から離れても、元の職場に戻ることを考えると怖い。その感覚は、僕にもありました。

僕は社会人になってから、2度休職しています。1度目はうつ病で、2度目は適応障害で休職しました。どちらもシステムエンジニアとして働いていた会社でしたが、結果的にはどちらにも復職していません。

1度目の休職中は、復職についてほとんど考えていませんでした。一方、2度目は会社の方と連絡を取りながら、戻ることができないかを考えていました。

今回は、その2度目の経験を中心に書きます。

復職への怖さを克服して、職場に戻れた話ではありません。それでも、怖さを抱えたまま会社とやり取りし、自分がどうしたいのかを伝えられたことには意味があったと思っています。

休んでいる間に、同期との差が開いている気がした

復職を考えたとき、不安だったのは仕事についていけるかどうかでした。

自分が休んでいる間にも、同期たちは働いています。経験を積んで、自分より先に進んでいるだろうと思っていました。

ただ、実際に同期の仕事ぶりを見て、どのくらい差がついたのかを確認していたわけではありません。

休んでいる間に差が開いているだろう。その状態で戻って、自分はついていけるのだろうか。そういう不安でした。

仕事を残して休んだことへの申し訳なさや、職場の人たちに合わせる顔がないという気持ちもありました。でも、それだけが復職を怖くしていたわけではありません。

戻ったあと、そこで仕事を続けられるのか。そのことにも自信がありませんでした。

復職を考えたきっかけは、会社の方が親身になってくれたことだった

そんな僕が復職を考えていたのは、自分から積極的に「戻りたい」と思うようになったからではありません。

会社の窓口になってくれていた方が、親身に接してくれていたからです。

その方とは、月に一度くらいメールでやり取りをしていました。僕からは治療の状況や体調、自分がどう思っているのかを伝えていました。

印象に残っているのは、会社の様子をそれとなく教えてくれたことです。

それが、思っていた以上に嬉しかったんです。

休んでいる自分にも会社の話をしてくれる。そのことで、「まだ自分も必要とされているのかもしれない」と少し思えました。

メールの返信には時間がかかっていました。一通返すだけで何日もかかることがありましたが、その遅いペースも受け入れてくれていました。

だからといって、復職への怖さが軽くなったわけではありません。

それでも、戻ることについて検討し、医師と話すことにはつながりました。

自分一人では戻ろうと思えない状態でも、考えていることを伝えられる相手がいた。僕にとっては、その存在が大きかったです。

少しずつ仕事に慣れてから戻りたかった

当時の僕が望んでいたのは、少しずつ仕事に慣れ、不安を取り除きながら戻っていくことでした。

仕事についていけるかという不安は、相談する中で伝え続けていました。

ただ、当時の仕事には、会社の中だけでは調整しきれない難しさがありました。取引先の現場に出て働く仕事だったからです。

自社の方が話を聞いてくれても、実際に働く場所や仕事の進め方まで、自社だけで決められるわけではありません。配慮してもらうにも限界があるのだろうと感じていました。

自社内のプロジェクトで、少しずつ仕事に慣れることができたら違ったかもしれない。そういう希望は、当時からありました。

でも、その会社にはそうした形で戻れる環境がありませんでした。

親身に話を聞いてもらえることと、自分が望む形で仕事に戻れることは、同じではありませんでした。

社内で事務作業をする案にも、踏み出せなかった

会社から何も提案がなかったわけではありません。

しばらく社内で事務作業をする、という話はありました。ただ、僕はその案を受けて実際に働き始めたわけではありません。

提案を聞いたとき、自分のために無理に仕事や居場所を作ってもらうように感じてしまいました。申し訳なさや、居心地の悪さがありました。

大きな会社ではなく、当時は事務や経理の担当者もいませんでした。

そんな会社の中に、自分を利益を生まない状態で置いてもらうことになるのではないか。僕はそう考えて、抵抗を感じていました。

これは、会社から「負担になる」と言われたという話ではありません。僕自身が、そのように受け止めていたということです。

医師には、そんなことを考えなくていいと言われました。

それでも、それまでお世話になり、会社の様子も少しは分かっているつもりだったので、僕には割り切ることができませんでした。

少しずつ慣らして戻りたいとは思っていました。でも、提案してもらった事務作業なら安心して始められるかというと、そうでもありませんでした。

会社が考えてくれた案があっても、それを受け入れて働く自分を思うと、別のつらさがありました。

復職ではなく、別の道を探したいと思うようになった

最終的には、その形で仕事に戻るよりも、アルバイトをしながら何かを勉強したほうがよいかもしれないと思うようになりました。

元の仕事に戻るための方法だけを考えるのではなく、別の働き方を探してみたいと思ったんです。

アルバイトをしながら勉強すれば、その後はうまくいくと分かっていたわけではありませんでした。ただ、当時の僕には、そういう時間を持つほうがよいかもしれないと思えました。

会社から戻るための案も聞きましたが、最終的には別の道を探したいという考えを伝え、退職しました。

復職はしなかったけれど、自分の意思を伝えられてよかった

僕は普段から人に相談することが苦手で、働いていたときも、自分の気持ちや悩みを十分に伝えられていませんでした。

休職することになってから、会社の方が不安なことなどを少しずつ聞いてくれました。返信に時間はかかりましたが、メールであれば自分の考えを伝えることができました。

仕事についていけるかが不安なこと。少しずつ慣らしながら戻りたいこと。そして、最後には別の道を探してみたいと思ったことも伝えました。

そのやり取りで復職への怖さがなくなったわけではなく、実際に戻ることもありませんでした。

それでも、普段は相談が苦手だった僕が、自分の考えを会社に伝えてから辞められたことはよかったと思っています。

僕は、逃げるようにやめなくてよかったと思っています。

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