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求人票の「昇給1月あたり」とは?毎月給料が上がる意味ではない

求人票の昇給1月あたりの意味と計算例を解説 仕事を選び直す

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求人票を見ていると、「昇給:金額 1月あたり5,000円〜10,000円(前年度実績)」のような表記を見かけることがあります。

「1月あたり」とあるので、毎月5,000円ずつ昇給するのかと思うかもしれません。でも、これは毎月昇給するという意味ではありません。

求人票の給与欄を読み違えないために、具体的な金額で整理します。

結論:「1月あたり」は月額給与がいくら増えたかを表す

ハローワークの求人票に記載される「昇給:1月あたり」は、前年度に行われた昇給によって、月額の給与がいくら増えたかを表す単位です。昇給する頻度を意味するものではありません。

厚生労働省・ハローワークの求人票入力資料でも、「月給18万円→19万円」なら月額1万円の昇給という記入例が示されています。公式の求人申込み資料(PDF)を参照してください。

「1月あたり8,000円」の計算例

次のような例を考えます。数字は仕組みを説明するための架空のものです。

項目 金額
昇給前の月給 200,000円
昇給後の月給 208,000円
月額給与の増加分 8,000円
12か月続いた場合の基本的な年間増額 96,000円

この例で「1月あたり8,000円」とは、月給が8,000円上がったことです。1月に8,000円、2月にさらに8,000円と毎月積み上がるわけではありません。

なお、年間96,000円という金額は、上がった月給が12か月続いたと仮定した単純計算です。実際の年間増額は昇給の実施時期、給与構成、勤務状況、賞与などによって変わります。

「昇給年1回」と「1月あたり」は別の情報

混乱しやすい理由は、どちらも「月」「回数」のように見えることです。

  • 昇給年1回:昇給を検討・実施する機会の頻度を示す表現
  • 昇給1月あたり8,000円:月額給与に対して、前年度にどれだけ昇給したかを示す表現

求人票に昇給額しか書かれていなければ、昇給を行う時期や頻度まで分かるとは限りません。企業の募集要項や選考中の説明も確認しましょう。

「前年度実績」なら入社後も同じだけ昇給する?

ここも重要です。前年度の実績は、あなたが入社した後の昇給額を保証するものではありません。

ハローワークインターネットサービスの公式説明でも、昇給・賞与は前年度実績であり、採用後の待遇を約束するものではないと注意しています。

例えば前年度に昇給した社員がいたとしても、全員が同じ金額だけ上がったとは限りません。評価制度、勤続年数、雇用形態などの条件を確認することが大切です。

昇給欄が空欄・「なし」のときは?

空欄だけを見て「必ず昇給ゼロの会社」と決めつけるのも避けたいところです。記載されていない理由や実績の有無などを、募集元に確かめる必要があります。

確認したい内容は以下の3つです。

  1. 昇給制度そのものがあるか
  2. 前年に昇給実績があったか
  3. 自分が応募する雇用形態・職種にも適用されるか

基本給と固定残業代が分かれている求人では、昇給の説明がどの給与部分に関係するのかも確認しておくと、入社後の認識違いを減らせます。

求人票で一緒に見ておきたい項目

昇給だけで求人を選ばず、基本給、各種手当、固定残業代、賞与、年間休日、試用期間なども合わせて見ることをおすすめします。

僕がフリーターから正社員の求人を探すときに重視したのは、待遇の数字だけでなく、そもそも自分の経歴で応募できる求人なのかという点でした。その考え方はフリーターから正社員の求人の探し方で詳しく整理しています。

まとめ

求人票の「昇給1月あたり」は、一般に月額給与の増加幅を表すもので、毎月昇給するという意味ではありません。表示されているのが前年度実績なら、入社後の昇給を保証するものでもありません。

分からない表現はそのままにせず、求人票の数字を具体的に読み替えてから応募を検討しましょう。

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