社会復帰が怖い・できる気がしないときに考えること
社会復帰を考えていたころ、僕は仕事そのものだけではなく、自分が人からどう見えるのかをかなり気にしていました。
ブランクがある。
職歴も強くない。
周りは働いているのに、自分は止まっている。
「自分にはもう価値がない」とまでは毎日言葉にしていたわけではありませんが、近い感覚はあったと思います。
平日の昼間に外へ出るだけでも、人の目が気になった
体調が少し戻ってくると、平日の昼間に外へ出るようになりました。
公園へ行ったり、ショッピングセンターや本屋へ行ったり。親の買い物について行って荷物を持つこともありました。
最初は、平日の昼間に一人で歩いていると、
「仕事をしていない人だと思われるんじゃないか」
と気になりました。
でも外に出てみると、平日の昼間にも普通にいろいろな人がいます。
平日休みの人もいるし、夜に働く人もいる。家で仕事をしている人もいる。
僕が勝手に「この時間に外にいる自分は変だ」と思っていただけでした。
公園で挨拶しただけでも、少し気分が変わった
公園を歩いていると、年配の夫婦とすれ違って挨拶することがありました。
それだけのことです。
でも、ずっと家にいると、知らない人と「こんにちは」と言うことすらありません。
外に出て、誰かと一言やり取りする。
そのくらいでも、その日に外へ出た意味があったように感じました。
社会復帰という言葉から想像するものとはかなり小さいですが、当時の僕にはそれくらいの接点も必要でした。
怖さはなくなるのではなく、種類が変わっていった
外へ出られるようになっても、社会復帰への怖さが消えたわけではありません。
次は求人を見るのが怖くなりました。
応募すると、面接が怖い。
採用されたら、今度は働き続けられるのかが怖い。
一つ越えるたびに、別の怖さが出てきました。
だから僕の場合、「社会復帰が怖くなくなってから動いた」という感じではありません。
怖いものの中身が少しずつ変わっていっただけです。
「社会復帰が怖い」だけでは、自分でもよく分からなかった
当時は全部まとめて「社会復帰が怖い」と考えていました。
でも実際には、
人からどう見られるか。
ブランクをどう説明するか。
面接で落とされること。
仕事についていけるか。
また体調を崩すこと。
それぞれ違う不安でした。
僕の場合、その下にずっとあったのは自信のなさだったと思います。
外に出られた。
少し走れるようになった。
何かを勉強できた。
アルバイトを続けられた。
そういう小さな経験が増えると、次の怖さにも少し手を出せるようになりました。
不安によって、話す相手も変わった
体調については医師に話す。
仕事について知りたいときは転職エージェントに話す。
家での生活については家族と話す。
僕の場合、一人の人に社会復帰の全部を解決してもらったわけではありません。
何が怖いのかによって、話せる相手も違いました。
「社会復帰できる気がしない」と思っていた時期は長かったです。
それでも実際には、その大きな言葉を一気に何とかしたのではなく、その時いちばん怖かったものを一つずつ見ていました。



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