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「既卒になると、もう就職できないんじゃないか」
僕は新卒のときにうつ病になって、そのまま就職することができませんでした。
周りは普通に働き始めているのに、自分は治療をしながら家にいる。SNSを見るのも怖くて、「このままどんどん差がついていくんだろうな」と思っていました。
大卒なのに正社員ではない自分は落ちこぼれなんじゃないか、と考えていた時期もあります。
今振り返ると、既卒だったこと以上にきつかったのは、何から就職活動を始めればいいのか分からなくなっていたことでした。
この記事では、僕が新卒で就職できなかったあと、どうやってもう一度就職活動との接点を作っていったのかを書きます。
既卒になった時点で「もう普通のルートから外れた」と思っていた
僕は新卒で就職できなかったあと、2年くらい治療をしながら過ごしていました。
仕事もしていなかったので、毎日が休日のような生活でした。ずっとスマホゲームをしていた時期もあります。
将来のことを考えると不安になるので、なるべく考えないようにしていました。
でも、周りは待ってくれません。
同級生は会社で経験を積んでいる。給料をもらっている。仕事の話も少しずつ分かるようになっている。
一方で僕は、「既卒」という状態になっていること自体をかなり大きく考えていました。
新卒で就職できなかった時点で、もう普通の就職ルートから外れてしまったような感覚があったんです。
当時のことは、こちらの記事にも詳しく書いています。
「就職できない」より、何をすればいいか分からない方がつらかった
仕事は、病院の先生が見つけてくれるわけでも、親が見つけてくれるわけでもありません。
最終的には自分で動かないといけないことは分かっていました。
でも、その「動く」ができませんでした。
求人を見る。履歴書を書く。面接を受ける。
文字にするとそれだけなんですが、当時の僕には面接練習を受けることすらかなり怖かったです。
「どうして新卒で就職しなかったんですか」
「この期間は何をしていたんですか」
そんなことを聞かれる場面を頭の中で勝手に作って、応募する前から疲れていました。
実際に再就職活動をしたときも、僕の頭の中の面接官はかなり意地悪でした。
僕は「いきなり正社員」ではなく、できそうなところから始めた
僕の場合、最初に始めたのは店舗のバックオフィス業務のアルバイトでした。
接客をする自信がなかったので、人前に出なくてもいい仕事を選びました。学生時代に似た業種でアルバイトをした経験もあったので、「これなら自分にもできるかもしれない」と思ったからです。
当時は、それが就職につながる第一歩だとは思っていませんでした。
ただ、働き続けられたことで少しずつ自信が戻りました。
それまで怖くて受けられなかった面接も、少しずつ受けられるようになりました。
もちろん、既卒の人はアルバイトから始めた方がいい、という話ではありません。
体調も状況も人それぞれです。
僕の場合は、「正社員にならなければ」と考え続けるより、まず自分が動けるところまでハードルを下げた方が次につながりました。
就職活動との接点を切らなかったことは大きかった
新卒で就職できなかったころ、僕は大学のキャリアカウンセラーに相談していました。
履歴書を見てもらったり、就職活動について話したりしていました。
とはいえ、積極的に就職活動ができていたわけではありません。
面接練習にもなかなか踏み出せない状態でした。
それでも、ときどき体調を気にかけるメールをもらったり、自分が何を不安に思っているのかを話したりすることで、就職活動との接点が完全になくなることはありませんでした。
今考えると、これがかなり大きかったと思います。
誰かに相談したらすぐ就職できる、という話ではありません。
ただ、一人で考えていると「応募するか、しないか」まで全部自分の頭の中だけで処理することになります。
僕の場合は、相談できる相手がいたことで、完全に就職活動から離れずに済みました。
20代の既卒なら、既卒向けの就職支援を使う方法もある
当時の僕が大学のキャリアカウンセラーに相談していたように、既卒から一人で就職活動を進めるのが不安なら、若手向けの就職支援を相談相手にする方法があります。
なので、ここからは僕の体験談ではなく、今回サービス内容を調べて「当時こういう選択肢を知っていたら、相談先の候補にはしたと思う」という話です。
UZUZ既卒は、18〜29歳・高卒以上の人を対象に、既卒、フリーター、就職浪人、ニート、大学中退などの就職をサポートしているサービスです。
書類の添削や自己PRの整理、模擬面接なども含めて相談でき、利用は無料です。
僕自身、当時は「何を話せばいいか分からない」「面接が怖い」というところでかなり止まっていたので、最初から既卒であることを前提に相談できる相手がいる、というのは一つの選択肢になると思いました。
特に、これから就職活動を始めたい気持ちはあるけれど、求人探しや書類、面接を一人で進めるのが不安な人には合いやすいサービスだと思います。
「相談する」と「そこで就職を決める」は別だと思う
僕は就職活動をしていたころ、相談すること自体にもかなり身構えていました。
相談したらすぐ求人に応募しないといけないんじゃないか、とか、何かを決めなきゃいけないんじゃないか、と考えてしまうんですよね。
でも、実際に僕を助けたのは「就職先を決めてもらうこと」より、まず自分の状況を話せる相手がいたことでした。
今の自分で応募できる仕事はあるのか。
この空白期間をどう説明すればいいのか。
面接ではどんなことを聞かれそうなのか。
こういうことを一人で全部考えるのがつらいなら、まず相談して整理するところから始めてもいいと思います。
病歴を就職先に伝えるかどうかについては、僕は別の記事で自分の経験を書いています。
既卒だった僕に必要だったのは、いきなり答えを出すことではなかった
新卒で就職できなかったころの僕は、「早く普通に戻らないと」とずっと思っていました。
でも、実際にやったことはそんなに大きくありません。
治療を続ける。大学のキャリアカウンセラーとの接点を残す。自分にもできそうなアルバイトを始める。少し自信が戻ったら、面接を受けてみる。
かなり遠回りに見えると思います。
僕自身も、当時はそう思っていました。
ただ、「既卒だから就職できない」と考えて何もできなくなっているなら、最初に必要なのは内定を取ることではなく、就職活動ともう一度つながることなのかもしれません。
僕の場合は大学のキャリアカウンセラーでした。
今なら、条件が合う人は既卒向けの就職支援を使ってみる方法もあります。



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