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未経験の仕事へ転職するとき、志望動機に何を書けばいいのかはかなり悩みました。
実務経験がない以上、「この仕事ができます」とは言えません。
でも、未経験だからといって過去の経験までなくなるわけではありません。
僕自身は、
前職でやってきたこと
→ 次の仕事に興味を持った理由
→ 興味を持ってから実際にしたこと
→ 応募先でやりたいこと
の4つをつなげて考えました。
僕はもともとシステムエンジニアとして働いていましたが、退職後にPhotoshopを勉強し、その後、未経験でEC関係の仕事へ転職しています。
最初から次の仕事が決まっていたわけではありません。
それでも振り返ると、前の仕事から次の仕事へ進んだ理由にはちゃんとつながりがありました。
未経験転職の志望動機では、もっともらしい理由を後から作るより、自分がこれまで何をして、なぜ次へ進もうとしているのかを整理することが大事だと思っています。
僕はいきなり次の仕事を決めたわけではなかった
SEを辞めたあと、僕には「次はこの仕事をする」という明確な目標がありませんでした。
当時はいろいろなことに自信をなくしていて、自分とまったく接点のない仕事を選ぶことも難しく感じていました。
知らない仕事は、自分がそこで働いている姿をイメージしにくかったんです。
その中で関心があったのがデザインでした。
とはいえ、デザイナーになると決めたわけでもありません。
まずは、「自分が継続して勉強できそうなことをやってみる」くらいの気持ちでPhotoshopを学び始めました。
今振り返るとかなり小さな一歩です。
でも当時の僕には、いきなり次のキャリアを決めるより、それくらいの方が動きやすかったです。
転職したいけど何がしたいかわからないとき|僕は興味のあるものから探した
「Photoshopを使う仕事」という条件から求人を探した
Photoshopを勉強したあとも、具体的な職種までは決まっていませんでした。
そこで求人を探すときに使ったのが、「Photoshopを使える仕事」という条件です。
仕事を決めてから必要なスキルを身につけたというより、先に勉強したものから仕事を探していった形でした。
その中でEC関係の求人を見つけました。
会社のことは以前から知っていて、扱っているものにも関心がありました。
実務経験を必須とする募集ではなかったことも、応募してみようと思えた理由の一つです。
当時は求人票を細かく比較して、理想の会社を選んでいたわけではありません。
今の自分と少し接点がある。
未経験でも応募できそう。
最初はそのくらいでした。
応募した時点では、実務経験はなかった
Photoshopを勉強したとはいっても、当時できたのは簡単なバナーを作ったり、少しレイアウトを組んだりする程度です。
その後仕事にすることになる写真のレタッチも、当時はほとんどできませんでした。
実務経験もありません。
ただ、勉強しながら作ったものをまとめたポートフォリオサイトを用意し、応募時に提出しました。
ここは今振り返っても意味があったと思います。
未経験なので、「経験があります」とは言えません。
でも、興味を持った → 勉強した → 実際に作ったというところまでは見せられます。
僕の場合、志望動機を言葉だけで説明するのではなく、興味を持ってから実際に動いたことも一緒に示していました。
面接では、前職と次の仕事をつなげて話した
僕が面接で話したのは、単に「Photoshopを勉強しているから応募しました」という内容ではありませんでした。
それまで僕はSEとして、サービスを提供するための仕組みを作る側で働いていました。
そこで次は、その仕組みを使って、実際にビジネスをする側に回ってみたい。ということを伝えました。
ECサイトの運営に関心を持ったことも、そこにつながっています。
今の僕が当時の内容を整理すると、こんな流れになります。
これまではサービスを提供するためのシステムを作る側にいました。次は、その仕組みを使って実際にビジネスをする側の仕事に関わりたいと考えています。退職後はPhotoshopを勉強し、制作物をまとめたポートフォリオも作りました。そうした経験を生かして、EC運営の仕事に関わりたいと思っています。
実際の面接で、ここまで整った文章をそのまま話したわけではありません。
でも考えていたことの芯はこの内容でした。
「興味があります」だけで終わらせない
たとえば僕が、
Photoshopを勉強していて、ECにも興味があるため志望しました。
だけで終わっていたら、間違った志望動機ではないと思います。
ただ、それだけでは、なぜPhotoshopなのか。なぜECなのか。なぜ前職からそこへ進もうとしたのか。が相手から見えにくい。
僕の場合はそこに、
SEとして働いた経験
→ ビジネスをする側への関心
→ Photoshopの学習
→ ポートフォリオ作成
→ ECの仕事への応募
という流れがありました。
つまり、志望動機を強く見せるために話を足したのではなく、自分が実際にしてきたことを順番に並べると理由が見えてきたという方が近いです。
未経験でも、前職の経験が全部なくなるわけではなかった
面接を受けて意外だったこともあります。
僕は仕事内容が大きく変わるので、前職の経験はそれほど評価されないと思っていました。
でも少なくとも僕が受けた面接では、技術そのものだけではなく、これまで仕事にどう取り組んできたのかという部分も見てもらえました。
これは当時の僕があまり考えていなかったことです。
職種が変われば、使う技術は変わります。
それでも、仕事にどう向き合ってきたか、知らないことをどう覚えたか、問題が起きたときにどう考えたか、周囲とどう仕事を進めたかまで全部なくなるわけではありません。
未経験転職だから過去を捨てるのではなく、前職の何を次にも持っていけるのかを考えることも、志望動機を整理する材料になると思います。
自分の志望動機は4つに分けて考える
今の僕が未経験転職の志望動機を考えるなら、まず次の4つを書き出します。
1.これまで何をしてきたか
職種名だけではなく、その仕事で経験したことや、自分がどう仕事をしてきたかまで考えます。
2.なぜ次の仕事に興味を持ったか
昔からの夢である必要はないと思います。
前の仕事を経験したからこそ、「次は違う立場で仕事をしてみたい」と思うこともあります。
3.興味を持ってから何をしたか
勉強した、作品を作った、資格を取った、実際にその業界について調べた。
小さくても、自分が動いたことを書き出します。
4.その経験を応募先でどうつなげたいか
最後に、「だから、この仕事でこういうことをしてみたい」までつなげます。
僕の場合なら、SEとしてシステムを作ってきた → ビジネスをする側に興味を持った → Photoshopを勉強して作品を作った → EC運営に関わりたいという流れです。
この4つを書いたあとに、「これを初めて聞いた人が、なぜこの仕事に応募したのか理解できるか」を見直す。
僕なら今はそうやって考えます。
一人で整理しにくいなら、応募する前に誰かに話してみる
4つを書き出して、自分の中で「なぜこの仕事に応募するのか」がつながったなら、そのまま自分で整理していけばいいと思います。
一方で、自分の経験は自分にとって当たり前すぎて、何が次の仕事につながるのか分かりにくいこともあります。
僕自身も転職活動では、転職エージェントやキャリアカウンセラーに話したことで、自分ではそれほど重要だと思っていなかった経験を拾ってもらったことがありました。
だから、
「前職でやってきたことはあるけれど、次の仕事とどうつなげればいいのか分からない」
という状態なら、一度第三者に話してみるのも一つの方法です。
POSIWILLエージェント紹介は、初回60分の無料相談で現在の状況やキャリアの方向性を整理し、その後、志向などに合わせて提携する転職エージェントから1〜2名を紹介するサービスです。相談からエージェント紹介まで利用者側の費用はかかりません。
志望動機そのものを作ってもらうためのサービスというより、自分の経験や、これからどこへ進みたいのかを一人では整理しにくいときの相談先として考える方が近いと思います。
転職したい気持ちはあるけれど、前職の経験と次にやりたいことを一人では整理しにくい人向けの無料相談サービスです。
SEからEC業界へ移った僕の経歴を、志望動機の文章にすると
「考え方は分かったけれど、実際にはどう書けばいいのか」という人に向けて、僕が経験したSEから、Photoshopを学んで未経験のEC関連職へ進んだ流れを文章にしてみます。
以下は当時の志望動機をそのまま再現したものではなく、今、事実を振り返って作り直した記入例です。実際に提出した応募書類の原文ではありません。
「これまではシステムエンジニアとして開発業務に携わってきましたが、今度はWeb上で商品やサービスを届ける側の仕事に関わりたいと考えています。退職後はPhotoshopの学習を続け、画像制作の仕事に興味を持つようになりました。ECの仕事は未経験ですが、前職で培った業務を整理して進める姿勢と、新たに学んだ制作スキルを活かし、商品を分かりやすく伝える仕事に取り組みたいと考え、応募しました。」
この文章のポイントは、未経験なのに「経験があります」と言わないこと。前職で何をしていたか、何に興味を持ち、何を勉強したかを順番につないでいます。
書き換えるなら、4つの空欄を埋める
- 前職で実際に担当したこと:[ ]
- 次の仕事に興味を持ったきっかけ:[ ]
- 応募前に自分で試したこと:[ ]
- 応募先の業務で役立てたいこと:[ ]
例えば販売職なら「接客経験」、事務職なら「書類・数字の確認」、Web運用なら「実際に触ったツール」といった形で、応募先との接点を具体化します。経験がない項目を無理に埋める必要はありません。
整理した経歴を応募書類にまとめるときは、文章をきれいにするより先に、日付・役割・使ったツールの正確さを確認することをおすすめします。
志望動機を整理したら、職務経歴書にも実際の担当業務や学習経験を書き出してみてください。職務経歴書をGoogleドキュメントで作る手順では、経歴を整理する書式とPDFへの書き出し方を説明しています。
最初から強い志望動機がなくてもよかった
僕はSEを辞めた時点で、その後のキャリアまで考えられていたわけではありません。
Photoshopを触ってみた。続けられそうだった。そのスキルを使う求人を探した。その中でECという仕事に興味を持った。
順番としてはかなり後からつながっています。
だから、転職活動を始める前から完璧な志望動機を持っている必要はないと思います。
少し興味を持ったことに対して実際に動いてみる。
その結果、「なぜ自分はこれをやっているんだろう」と振り返る。
そこから志望動機になる材料が見つかることもあります。
今振り返ると、当時の志望動機には芯があった
結果として僕はその会社に入社し、それ以降は、システムそのものを作る仕事ではなく、仕組みを使ってビジネスをする側の仕事を続けています。
応募当時、その先の人生まで考えていたわけではありません。
写真やレタッチまで仕事になるとも思っていませんでした。
それでも、「今までとは違う側からビジネスに関わってみたい」という考えは、その後の自分にもつながっていました。
だから今振り返ると、あのとき話していたことは、面接を通すためだけに作った志望動機ではなかったんだと思います。
未経験転職では、経験者のように見せる必要はありません。
前職で何を経験したのか。そこから、なぜ次の仕事に興味を持ったのか。興味を持ってから何をしたのか。そして、それを次の仕事でどうつなげたいのか。
この流れを聞いた相手が、「だからこの仕事を選んだんだな」と理解できる。
僕は、それくらい筋が通っていれば十分だと思っています。



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